- リード文って重要なの?
- 記事のリード文ってどうやって書くの?
- リード文の書き方を知りたい
こんな悩みを解決できる記事になっています。
結論から言うと、ブログ記事のリード文は超重要です。
なぜなら、記事を読み進めてもらえるかの判断基準になるからです。
私も今回ご紹介する方法でリード文を書き始めたことで、平均ページ滞在時間が20秒以内だった記事を、2分50秒まで伸ばすことができました。
本記事ではリード文を書く前の準備や、今日から使えるテンプレートを紹介します。記事の後半ではリード文に取り入れる工夫や注意点も解説しています。
最後まで読むことでリード文の重要性が理解でき、読者にもSEOにも効果的な文章を書けるようになりますよ。
ぜひ参考にしてくださいね!
「すぐにテンプレートを知りたい!」という方は、「ブログ記事のリード文を書くテンプレート」へどうぞ
そもそも「リード文」とは?
ブログにおけるリード文とは、目次や最初の見出しの前にある文章のことです。
とくにブログのような文章の場合、記事をたまたま見つけた通りすがりの読者もいます。そいうった人の興味を惹きつけ、先を読みたくなるような仕掛けが必要です。
ブログ記事のリード文が重要な理由2つ
リード文は意外とないがしろにされやすいパートです。
「本文がよければ問題ないのでは?」と考える人もいるからです。
しかし、リード文は記事を読む判断材料になります。
というのも、リード文は記事を要約して伝えるとともに、「あなたの悩みはこの記事で解決できます」と伝える役割もあるからですね。
最初に記事の内容を端的に示すことで、読者は本文を読む前にざっくりと内容を理解できます。
あらかじめ何に対して書かれた記事なのかを理解していれば本文の理解度はぐっと高まりますし、続きが気になる読者は読み進めてくれます。
1.記事を読み進めてもらえるから
リード文で読者の興味を惹きつけられれば、本文を読み進めてもらえたり、関連記事を読んでもらえたりする可能性が高まります。
そうすると、記事の中で紹介している商品やサービスに申し込んでもらえたり、購入されたりといった成果が発生する可能性もあるわけです。
どんなに力を入れて記事を書いても、すばらしい解決策が書いてあっても、読んでもらえなければ成果にはつながらないのです。
記事を読んでもらうためのリード文は成果の第一歩とも言えますね
2.読者の滞在時間が延び、SEOに高評価だから
読者がリード文で「この記事には自分の知りたいことが書いてありそう」と判断してくれると、記事本文を読み進めてくれます。
また、内部リンクでつなげた関連記事を読むなどブログ全体を回遊してもらえる可能性も上がります。
そうするとブログの滞在時間が延び、悩みを解決できた読者がほかのWebサイトへ移動せずブラウザを閉じることで、結果的にSEO効果をもたらしてくれるわけです。
ブログ記事のリード文を書く下準備3つ
リード文の重要性が分かったから、さっそくリード文を書こう!と意欲的なあなた。もう少し待ってください。
どうせ書くなら、読者を惹きつける魅力的なリード文にしたいですよね。
そのためには下準備が必要です。
手順はたった3つなので、目を通してみてください。
1.想定する読者の悩みを洗い出す
2.読者の悩みを解決する記事構成作り
3.記事を読んで得られるベネフィットを示す
1.想定する読者の悩みを洗い出す
まずは想定している読者の悩みを洗い出してみます。
読者の悩みとはつまり、「キーワード選定」にもつながる重要なパートです。
ちなみに、この記事は以下のような人を想定して書きました。
- 文章の導入やリード文の書き方を知りたい人
- リード文の重要性を理解したい人
- 仕事やプライベートでも文章を書く人
誰に読んでもらいたいか、どんな悩みを持つ人を対象にした記事なのかをリード文に組み入れることで「あ、これは自分のことだ!」と思ってもらいやすくなります。
2.読者の悩みを解決する記事構成作り
想定する読者の悩み(キーワード)を洗い出せたら、次はその悩みをどう解決していくのか、どんな情報をどういう順番で書いていくのかといった記事の構成を考えていきます。
頭の中で考えているだけだとごちゃごちゃになってしまうので、エクセルでも手帳でもいいので書き出して見える化しましょう。
3.記事を読んで得られるベネフィットを示す
最後は、記事を読んだ後で読者が何を得られるのかを明示します。
「この記事を読むことで、初心者でも〇〇できるようになりますよ!」といったものです。
メリットやベネフィットと言われますが、記事を読んだらどのような良い変化があるのかを読者にイメージしてもらえるような書き方がおすすめです。
ブログ記事のリード文を書くテンプレート5ステップ
下準備を終えたら、リード文作りに取り掛かります。
といっても最初からパパッと作るのは難しいですよね。というわけで今回は、すぐにマネできるテンプレートも一緒にご紹介します。
1.読者の悩みを明確にして共感する
2.悩みの解決策や方法
3.解決できる根拠や理由
4.読んだ後どうなるかを示す
5.読者の背中を押す
リード文のテンプレート(型)は上記の5つです。
1.読者の悩みを明確にして共感する
まずはじめに、想定する読者の悩みを代弁するような文章を入れます。そうすることで「この人は自分の悩みを理解してくれる」という印象を抱いてもらいやすくなります。
共感しやすいリード文の例:
「英語から遠ざかってもう20年だけど遅くないかな」
「できればお金をかけずに独学で英語を勉強したいんだけどな」
こんなモヤモヤした気持ちを抱えていませんか?
実は私も以前は同じように悩んでいたので、痛いほど気持ちがわかります!
「自分も以前は同じ状況だった」ことを書くと共感を呼んで、読者との距離が近づきます。
「どうやって解決したのかな」と感じた読者が読み進めてくれる可能性が高まります。
2.悩みの解決策や方法
読者と同じような経験をしたエピソードの解決方法を示します。
悩みの解決策や方法を入れる例文:
この記事ではこのようなお悩みを解決していきます!
・40代でも3ヶ月で英語がペラペラになった勉強法
・お金をかけずに効率よく勉強できる最強アプリとサイト5選
記事が読者の悩みを解決できる内容だと伝わるように書くのがポイントです。
3.解決できる根拠や理由
ではなぜこの記事で読者の悩みを解決できるのか、その理由を伝えます。
なぜなら、信ぴょう性や書いた人への信頼感がないと読者は読み進めてくれないからです。
実績や取り組んだ結果を示すのも効果的です。
実績や解決できた結果を示す例文:
英語が大の苦手だった私が3ヶ月で英語を習得し、今では英会話スクールの講師に転職して毎日英語に囲まれた生活を送っています。
まだ確たる実績がない場合は、「登録者30万人超えのYouTuber講師が教える秘密の勉強法」といった他者の権威性を借りるのもアリです。
4.読んだ後どうなるかを示す
記事を読み終えたあと、読者がどうなっているかを伝えます。
この記事を読んだ読者がどのようないい変化をしているか、イメージできるような表現を意識しましょう。
読み終えたあとをイメージできる例文:
記事を読み終えるころには、40代でも最短で英語が習得できる勉強法がわかります。
紹介した方法で英語力を高めていけば、自己肯定感も上がり、新しいことに挑戦する意欲がわいてきますよ!
できるだけ具体的なベネフィットに触れると、「記事を読んだ後の自分」をよりイメージしてもらいやすいですね
5.読者の背中を押す
ここは有り体に言うと「本文を読み進めてくださいね」の部分です。
読者の背中をそっと押すような例文:
- 10分でサクッと読めるのでぜひチェックしてください
- 悩みながら一歩を踏み出さない自分と今日でお別れするのはここからです
読者の背中を押しつつ、具体的な行動を促す言葉を入れましょう。
リード文に使える工夫4つ
ここまでの「下準備」や「テンプレ」でリード文の基本は身についていることと思います。
さらに以下でご紹介するひと工夫を加え、より魅力あるリード文に底上げしていきましょう。
問いかける
個人的なエピソードを入れる
一般論を否定する逆張り
箇条書きや囲み装飾で見やすくする
毎回、全部を盛り込む必要はありません。
物足りないときのスパイス程度に、ときどきピリッと効かせてみてください。
1.問いかける
最も取り入れやすく汎用性の高い工夫が、読者に問いかける方法です。
- 想定している読者の問題や悩みにフィットするような問いかけをすること
- 問いかける内容は具体的にすること
たとえばこの記事であれば、いきなり「リード文に悩んでいませんか?」と聞かれても、ピンときませんよね。
もう少し踏み込んで、
「『ブログの本文には力を入れているけど、リード文は手を抜いちゃってるな』『めんどうだから適当に書いてました』なんてことはありませんか?」
と聞いたほうが、身に覚えのある人は「あ、自分のことだ」と感じて続きを読みたくなるのではないでしょうか。
2.個人的なエピソードを入れる
個人的なエピソードを入れると、記事のテーマに関する具体的なイメージを与えることができます。
上記の「問いかけ」とも少し共通する部分ではありますが、「あるある」だったり「そんなことある?」といったエピソードをあげると、印象的なリード文になりますよ。
3.一般論を否定する逆張り
世間一般では常識と考えられていることをくつがえしてみたり、それ全部思い込みです!といった比較的強い言葉で否定してみたりすることで、読者の注意を惹きつける方法です。
とはいえ内容は案外「普通のこと」だったりすると、リード文とのギャップで信頼度が地に落ちるリスクもあるので、取り入れる際は慎重に検討する必要があります。
4.箇条書きや囲み装飾で見やすくする
パッと目に入ったときの見やすさは大切です。
読者に「この記事は読みやすそう」という印象を与えられるからです。
箇条書きや囲み装飾を使って記事内容を要約したものを目立たせたり、吹き出しを使った会話形式にしたりすると、リード文の内容も認識してもらいやすくなります。
図解やイラストも、画面に余白がうまれて読みやすさにつながりますよ
ブログ記事のリード文の注意点3つ
ブログのリード文には注意点もあります。
スパイス程度に効かせる工夫と違い、以下の3つの注意点は常に意識しておきたいところです。
文章の量が多すぎる/少なすぎる
自分語りが長すぎる
記事タイトルとマッチしていない
1.文章の量が多すぎる/少なすぎる
リード文は記事の要約を伝える役目もあります。
リード文は文章全体の印象を決定づけ、読者が記事を続けて読むかどうかを決定する重要な部分です。長すぎるうえに答えまで全部書いてあったり、逆に短すぎたりするのも、リード文の役目を果たせません。
記事の内容や読む理由が簡潔に伝わる工夫が必要になります。
記事本文を書きあげたあとにリード文を作るのもひとつの方法です
2.自分語りが長すぎる
個人的なエピソードを入れる場合はとくに注意したい点ですが、自分語りが長すぎるリード文はヘタをすると興ざめになってしまいます。
推しのブログならいざ知らず、読者は自分の悩みを解決したいからあなたのブログを読んでくれています。
あくまでも導入部分なので、個人的なエピソードは短くおさめることを意識してみてくださいね。
自分のことだとついつい熱く長く語れてしまうから注意しないとですね
3.記事タイトルとマッチしていない
記事タイトルや本文とリード文がマッチしているかどうかもチェックポイントです。
検索結果一覧で表示された記事タイトルで読者はクリックするかを決めます。さらに最初に目にするリード文で自分の知りたい情報があるかを確認します。
タイトルとリード文が合っていないと読者は混乱してしまい、ブラウザバックする可能性が高くなります。
記事タイトルの付け方は以下の記事で解説しています。
まとめ:ブログのリード文テンプレを活用しよう
今回はリード文の書き方について解説しました。
リード文とは記事の導入や書き出し部分のことを指す
リード文は読者に記事内容を端的に伝えて本文を読み進めてもらう重要な役割
リード文では読者への共感や問題の解決策を示す
リード文と記事タイトル、本文の内容は一致させて読者を混乱させない
どれだけ渾身の力で本文を書きあげても、リード文で離脱されてしまうと記事を読んでもらえません。
リード文は、文章量は少なくても本文を読み進めてもらうための重要なパートです。
慣れないうちは「リード文のテンプレ(型)」を使って読者を惹きつけるリード文を書いていきましょう。
ではまた!