がんばって記事を書いているのになかなかアクセスが増えない
ブログのアクセス数を増やす方法が知りたい
記事を書く以外のアクセスアップ方法も教えて!
そんな悩みを抱える初心者ブロガーに向けて、ブログのアクセス数を増やすための基本戦略を9つご紹介します。
どれも今日から実践できる方法ばかりなので、ぜひ取り入れてみてください。

小さな改善でもアクセスが集まる可能性がありますよ
ブログのアクセス数が増えない理由6つ


ブログのアクセス数がなかなか伸びないとき、まずは「なぜ読まれていないのか?」という原因に目を向けることが大切です。
以下に、初心者が陥りがちな代表的な6つの理由を解説します。
- Googleの基本理念に反している
- クローラーに認識されていない
- 読者の悩みを解決する記事になっていない
- 検索需要のないキーワードで書いている
- タイトルや見出しが魅力的でない
- 継続的な更新や改善をしていない
順番にみていきます。
Googleの基本理念に反している
Googleが評価するブログとは、「ユーザーファースト」を徹底した内容です。
Googleは次のような理念を掲げています。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。
Googleが掲げる10の事実
このように、ユーザーにとって価値があるかどうかが最大の評価基準です。
- 読者にとって有益か?
- 悩みを解決できているか?
この視点を持たずに自己満足で記事を書いていると、評価されません。
まずは「読者のための記事」を意識し、ユーザー中心の設計に見直してみましょう。
クローラーに認識されていない
ブログ記事が検索結果に表示されるには、Googleの巡回ロボット「クローラー」に認識される必要があります。
そのまま放置していても、クローラーが来てくれない可能性があります。そこで活用したいのが「Googleサーチコンソール」です。
記事公開後にURL検査を使ってインデックス登録をリクエストし、早めに検索エンジンに認識されるようにしましょう。
また、記事数を増やす、カテゴリを整理する、内部リンクを張るといった施策も有効です。
読者の悩みを解決する記事になっていない
ブログの本質は「読者の疑問に答えること」です。
どれだけ自分が情熱を込めて書いた記事でも、読者の悩みに寄り添えていなければ検索でも評価されません。
Googleの理念(Googleが掲げる10の真実)でも強調されている通り、「ユーザーの利益」を最優先に考えるべきです。
具体的には、以下のようなチェックをしてみましょう。
- 記事タイトルに検索者の疑問が含まれているか
- 見出しが問題解決の流れになっているか
- 結論から先に書いて読みやすくしているか
読者の立場に立って、「この記事を読んでどう感じるか?」という目線を常に持つことが、アクセス数アップの第一歩です。
検索需要のないキーワードで書いている
ありがちな落とし穴が、「検索されないキーワードで記事を書いている」ことです。
たとえば、自分の書きたいことを思いつきで書くだけでは、誰にも見つけてもらえません。
どれだけ熱量高く良い記事を書いても、検索されなければたどり着いてもらえません。



まずは、検索需要のあるキーワードを調べ、ニーズのあるテーマを扱いましょう
ツールを使えば需要を可視化できます。例えば:
- Googleキーワードプランナー
- ラッコキーワード
- Ubersuggest
これらを活用して、実際に検索されているキーワードからテーマを考える癖をつけていくと、自然とアクセスは伸びていきます。
キーワード選定について詳しくはこちらの記事をご覧ください。


タイトルや見出しが魅力的でない
検索結果でクリックしてもらえないのは、「タイトルに魅力がない」ことが大きな原因です。
たとえば、「ブログについて考えてみた」というあいまいなタイトルでは、誰も興味を持ちません。一方、「初心者でも月1万PV!ブログアクセスを増やす7つの戦略」のように、数字やベネフィットが明確であれば、クリック率が大きく変わります。
見出しも同様です。
「見出しを読むだけで内容がざっくり分かる」ように構成すると、滞在時間や読了率も上がります。
記事タイトルの付け方についてはこちらの記事で解説しています。


継続的な更新や改善をしていない
記事は「書いたら終わり」ではありません。情報は常に変化しており、古くなった記事は評価が下がってしまいます。
例えば、2023年のデータに基づいた内容がそのまま残っていると、検索ユーザーは「情報が古い」と判断し、離脱してしまいます。



月に1回でもいいので、過去記事の内容を見直す習慣をつけましょう
新しい情報を追加したり、構成を読みやすく改善することで、検索順位が上がる可能性も高くなります。
ブログのアクセス数を増やす方法9選


ブログのアクセス数を増やす9つの方法がこちら。
- キーワードを選定する
- 検索キーワードを軸に30記事を書く
- 記事の内容がわかる見出しをつける
- 記事の独自性を高める
- クリックしたくなるタイトルをつける
- メタディスクリプションを設定する
- 内部リンクで回遊しやすくする
- 関連コンテンツを作成する
- 最新の情報にリライトする
詳しくみていきます。
キーワードを選定する
まずはSEOキーワードの選定から始めましょう。
検索エンジンで上位表示されやすいキーワードを選ぶことで、自然検索からの流入を狙えます。
たとえば「ブログ アクセス数 増やす方法」のような、検索されやすいフレーズを狙うことで、読者の悩みに応える記事が書けます。
重要なのは、読者が何を調べているのか?という視点です。
上位表示によるアクセス数の変化についてはseoClarity(SEOクラリティ)が2021年11月に公開した、以下のデータをご覧ください。


薄いオレンジ色のグラフが日本のCTR(クリック率)ですが、
- 検索結果1位:14%
- 検索結果2位:8%
- 検索結果8位以下:2%未満
検索結果の1位に表示されたら14%あるのに対し、2位は8%、8位以下に至っては2%を切る数値となっています。
検索順位が下がると、それだけクリック率=アクセス数が減るため、キーワード選定は非常に重要です。
SEOキーワード選定についてはこちらの記事をご覧ください。


検索キーワードを軸に30記事を書く
キーワードを選定したら、そのキーワードに関連する記事を30本ほど書いてみましょう。
たとえば「ブログ アクセス数 増やす方法」というキーワードを軸に、以下のような記事を展開できます。
- アクセス数が伸びない原因と改善策
- 初心者におすすめのSEO対策
- タイトルの付け方でクリック率を上げる方法 など
読者の悩みに応える記事が増えることで、Googleからの評価も高まり、徐々に検索順位が上がってきます。
30記事書くことで得られる効果
- 関連記事が増えてブログが充実
- ライティングスキルが身につく
- 検索エンジンに評価されやすくなる
ただし、「数さえ書けばOK」というわけではありません。あくまでキーワードと読者ニーズを意識した記事作成を心がけましょう。
記事の内容がわかる見出しをつける
忙しい現代人は、すべての文章を丁寧に読んでくれるとは限りません。
パッと見て「この記事は役に立ちそう」と思ってもらうには、見出しの工夫が必要です。
目次や見出しを読んだだけで記事の概要が伝わるようにしましょう。
記事の独自性を高める
検索上位の記事と同じような内容では、読者の記憶に残りません。
体験談や失敗談など、あなたにしか書けない情報を盛り込むことで、記事の独自性が高まります。
たとえば商品レビューであれば
- 「バイクに積んでも邪魔にならないサイズだった」
- 「ペグが頑丈で、ハンマーで叩いても曲がらなかった」
といった生の声が信頼につながります。



特にデメリットも正直に書くことで、読者からの信頼が高まりやすくなります
クリックしたくなるタイトルをつける
ブログへのアクセスを増やすには、クリックしたくなるタイトルも重要なポイントです。
記事のタイトルはブログのアクセスに直接影響するからですね。
検索結果に並んだとき、読者に「読んでみたい」と思わせられるかどうかがポイント。
とはいえ、煽りすぎや内容とズレた表現はNG。
「検索キーワードを自然に含めた、わかりやすく具体的なタイトル」を心がけましょう。
そのほかにも、ブログ記事以下のような場所に表示されます。
- ブログ内の関連記事
- ブログのサイドバー(人気記事/新着記事)
- SNSの投稿画面
- 外部サイトからのリンク
タイトルの工夫=アクセス数アップに直結します。とはいえ、内容とかけ離れた煽り文句などは記事を読んだあとのがっかり感が増すので、やりすぎには注意が必要です。



「検索キーワードを自然に含めた、わかりやすく具体的なタイトル」を心がけましょう
メタディスクリプションを設定する
メタディスクリプションとは、検索結果に表示される、70〜100文字程度の記事の説明文のことです。
この部分をしっかり設定することで、クリック率が上がる可能性があります。
誰に向けて、どんな内容の記事なのかを簡潔に書きましょう。
例えば、「ブログ初心者向けに、アクセス数を増やすための具体的な方法を9つ紹介しています。」といった形です。
書き方など詳しくはこちらの記事で解説しています。


内部リンクで回遊しやすくする
読者が別の記事にも興味を持ってくれるように、記事内に内部リンクを設置しましょう。
たとえば、「タイトルの付け方については、こちらの記事で詳しく解説しています。」といった自然な形で、関連ページに誘導します。
- 滞在時間が延びる
- ページビューが増える
- 収益記事への導線が作れる
あらかじめ記事構成を考え、読者が「ちょうど知りたい」と思うタイミングでリンクを入れるのがポイントです。
関連コンテンツを作成する
内部リンクを増やすには、そもそも関連性のある記事が必要です。
関わりのない記事だけが増えても、内部リンクをつなぐ理由がないからですね。
たとえば「英会話スクールランキング」という記事があるなら、以下のような記事を用意すると効果的です。
- 各スクールの個別紹介ページ
- 実際に体験してみた感想記事
- スクールの選び方ガイド


これにより、記事同士をリンクでつなげて回遊性を高められますし、検索エンジンからの評価も上がりやすくなります。
最新の情報にリライトする
一度公開した記事も、定期的にリライトして情報を最新に保ちましょう。
リライトのタイミング例は以下の通り。
- 公開から2〜3ヶ月経過
- 検索順位が落ちてきた
- キャンペーンや内容に変更があった



最新情報に更新することで記事の信頼性が上がり、検索順位の回復も期待できます
Googleは「鮮度の高い情報」を好む傾向があるため、更新頻度の高いブログは評価されやすくなります。
ブログを伸ばすコツ3つ


アクセス数を増やす方法を見てきました。ここからはブログを伸ばすコツを3つご紹介します。
WordPressを使う
ページの表示速度を上げる
SNSを連携して活用する
WordPressを使う
まず、大前提としてブログはWordPressを使います。
狙ったキーワードで上位表示を狙うには、無料ブログでは厳しいです。
なぜなら、無料ブログのサービス内でも競争が生じてしまうから。
上位表示を狙うためにも、独自ドメインを使ったWordPressブログで運営しましょう。


ページの表示速度を上げる
ブログの表示速度もアクセスを集めるためには重要なポイントです。
とくにスマホから閲覧している読者は、タップして3秒以内にページが表示されないとすぐに離脱してしまいます。
解像度の高い画像などは容量も食うので、圧縮したりサイズを調整したりして読み込み時間を改善してみてください。
サイトの読み込みスピードはPageSpeed Insightsというツールで計測できます。
SNSを連携して活用する
X(旧Twitter)やインスタグラムを利用している場合、ブログと連携することで記事を拡散できます。
アクティブなブロガーさんと相互になっておけば、あわよくばリポストで拡散を手伝ってくれるかもしれません。
普段からの交流も大切にしながら、ブログと一緒にSNSアカウントを育ててSNSからの集客も考えてみましょう。
ブログのアクセス数に関するよくある質問
ブログのアクセス数についての質問を3つほどピックアップしてみました。
- ブログのアクセス数を調べる方法は?
-
ブログのアクセス数は、Googleアナリティクスで調べられます。
アナリティクスでは、
ユーザー数
ブログへの流入経路
ブログの滞在時間
リアルタイムの閲覧数
などが分かります。
- ブログ初心者が目指すアクセス数の目安は?
-
ブログ初心者は、まず最初のうちは1日100PV、1ヶ月で3000PVを目指します。
半年で30〜50記事ほどを目安に記事を書き続け、月間1万PVを目標に設定しましょう。
初めから収益を上げるための記事は不要です。
ブログを始めたばかりのころは、お客さんが来ない山奥のお店で商品を売っているようなものだからです。
アキまずはアクセスアップに力を入れましょう!
- ブログのアクセス数はいつ伸びるの?
-
こればっかりは何とも言えません。が、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月とある程度の周期でGoogleのアルゴリズムが変わって検索順位に影響が出ることもあります。
最初の半年はブログを認識してもらうための期間として、集客に力を入れるのを優先しましょう。
何より、途中で更新を止めないことが一番大切かもしれません。
まとめ:ブログを継続してアクセスアップを目指そう
今回はブログのアクセスを増やす方法について9つご紹介しました。
おさらい
- キーワードを選定する
- 検索キーワードを軸に30記事を書く
- 記事の内容がわかる見出しをつける
- 記事の独自性を高める
- クリックしたくなるタイトルをつける
- メタディスクリプションを設定する
- 内部リンクで回遊しやすくする
- 関連コンテンツを作成する
- 最新の情報にリライトする
ブログは記事がなければ意味がありません。ガワだけできても、記事がなければ中身の入っていないお弁当のようなものです。
読者の役に立つ記事を書き続け、努力を重ねて資産を積み上げていきましょう。
「ブログになにを書けばいいのかわからない…」と悩んでいるあなたには、ネタ切れ回避法について書いたこちらの記事が参考になるかもしれません。





ではまた!