- ブログの記事を書いても、なかなか検索上位に表示されない
- アクセスが安定しないので、PVを増やす方法が知りたい
- ビッグキーワードは競合が強すぎて勝てる気がしない
ブログでPVを増やしたいと思っても、検索上位に表示されるのは大手サイトばかり。
「自分のブログじゃ勝ち目がない……」と感じたことはありませんか?
でも実は、検索ボリュームの小さい“ロングテールキーワード”を狙うことで、少しずつでも確実にPVを増やすことができるんです。
この記事では、初心者でもすぐに実践できるロングテールキーワードの探し方や使い方を解説します。
読み終える頃には、競合と戦わずにPVを伸ばすコツがつかめるはずです。
ロングテールキーワードとは?
まずは「ロングテールキーワード」がどんなものかを知っておきましょう。
名前はよく聞くけれど、意味があいまいな人も多いのでは?
複数語で構成された検索ボリュームの少ないキーワード
ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが少ない複数語で構成されたキーワードのことです。
たとえば、「ブログ」は1語で検索されるビッグキーワードですが、
- 「ブログ 始め方」はミドルキーワード
- 「ブログ 始め方 初心者 無料」はロングテールキーワード
という具合に、検索語が増えるほど具体的になり、検索回数は減っていきます。
検索ボリュームは小さいものの、ニーズがはっきりしているため、読者の関心が高く、成果につながりやすいのが特徴です。
なぜロングテールキーワードでPVが増えるのか?

ここからは、ロングテールキーワードが実際にPVアップにどうつながるのかを解説していきます。
「検索ボリュームが少ないのに、なぜアクセスが増えるの?」という疑問にもお答えします。
競合が少ないから上位表示されやすい
ロングテールキーワードは、検索回数が少ないぶん、大手サイトや強いライバルが記事を作っていない場合が多いです。
そのため、ブログ初心者でも検索1ページ目に表示されるチャンスがあります。

特に、開設まもないブログやドメインパワーが低いサイトでは、大きな武器になります
検索意図が明確でクリックされやすい
ロングテールキーワードで検索する人は、具体的な悩みや目的を持っています。
だからこそ、ピンポイントな答えが書かれた記事は強いんです。
「ブログ 始め方 初心者 無料」のようなロングテールキーワードで検索する人は、かなり具体的な悩みや目的を持っています。
その悩みに的確に答える記事があれば、クリック率も高くなり、読まれやすいのです。
専門性が高まり回遊されやすい
ロングテールキーワードで記事を積み上げていくと、ブログの専門性が自然と高まっていきます。
Googleから「この分野に強いブログ」と評価されやすくなるため、検索順位にも好影響です。
さらに、関連記事同士を内部リンクでつなげることで、読者がブログ内を回遊しやすくなります。
例:
1日3PV × 100記事 = 月9,000PV
このように、一つひとつの記事は小さなアクセスでも、積み重ねによって安定したPVにつながるのがロングテール戦略の強みです。
ロングテールキーワードの探し方と使い方


では、実際にどのようにしてロングテールキーワードを見つければいいのでしょうか?
無料ツールや検索エンジンを活用するだけで実践できる方法を紹介しますね。
ラッコキーワードを使う
無料で使えるラッコキーワードは、入力した語に関連するロングテールキーワードの候補を一気に取得できます。
たとえば、「ブログ」と入れると、「ブログ 始め方 初心者」や「ブログ 収益化 時間」など、実際に検索されている複合キーワードが一覧で表示されます。
Googleサジェストを活用する
検索エンジンの力を借りるのも有効です。
Googleの検索窓にキーワードを入れるだけで、リアルな検索傾向が見えてきます。
Google検索窓にキーワードを入力すると、Enterを押す前には下の画像のように候補が自動で出てきます。


これが「サジェストキーワード」で、実際のユーザーの検索行動をもとに表示されています。



この中にロングテールキーワードのヒントが隠れています
「関連する質問」と「他の人はこちらも検索」もチェック
Googleで検索すると、ページのなかほどに関連する質問が表示されます。


そして検索結果ページの一番下には、「他の人はこちらも検索」という欄が表示されます。


ちなみにYahoo!で検索した場合も、一番下に「関連検索ワード」が表示されます。


この2か所は関連キーワードと検索意図の宝庫なので、見逃せません。
ロングテールキーワードの使い方とタイトル例
キーワードを見つけただけではアクセスは増えません。
次はそれをどう使うか。つまり、「タイトルにどう活かすか」が重要です。
記事タイトルに自然に入れる
探し出したロングテールキーワードは、記事タイトルや見出しに自然に含めるようにしましょう。
たとえば、
ロングテール:「ブログ 始め方 初心者 無料」
タイトル例:【初心者向け】無料で始められるブログの作り方!5つの手順で解説
自然な日本語で、読者にとって分かりやすく、クリックしたくなる表現にするのがポイントです。
クリック率を上げる記事タイトルの付け方は以下の記事でまとめていますので、併せてご覧くださいね。


注意点と失敗しないためのコツ5点
ロングテール戦略は効果的ですが、正しく取り組まないと成果につながらないことも。
ここでは、以下のようなよくある落とし穴とそれを回避するためのコツを解説します。
- キーワードを不自然に詰め込みすぎると、読みにくい記事になる
- 検索されていないニッチすぎるキーワードは避ける
┗「月間検索数10以下」は、競合がゼロでも読者もいない可能性がある - 記事数が少ないうちは、テーマのジャンルを絞って書くのが効果的
- 複数記事で同じようなキーワードを乱用すると、カニバリになる可能性あり
- 「誰に向けて書くか」を毎回明確にしないと、読者の心に響かない
キーワードの詰め込みすぎに注意
検索エンジンに好かれようと、キーワードを不自然に多用すると逆効果です。読みにくくなるだけでなく、SEO的にも評価が下がる可能性があります。
自然な文章の中に、読者の検索意図を意識した言葉を入れましょう。
ニッチすぎるキーワードは避ける
ロングテールとはいえ、検索ボリュームが極端に少ないキーワード(月間10回未満など)は、見てもらえない可能性も高いです。
とくに自分で考えたオリジナルの複数語だと、ボリューム数が寂しい結果になることも。



需要があるかどうかをチェックする目も必要です
テーマのジャンルは絞るのが効果的
ブログ初期は、幅広いジャンルに手を出すよりも、特定のテーマに集中したほうが読者に届きやすくなります。
関連キーワードで内部リンクもしやすく、SEO的にも有利です。
内部リンクの最適化についてはこちらの記事を見ながら取り組んでみてください。


キーワードのカニバリに注意
同じようなキーワードを使った記事を複数作ると、それぞれで検索順位を奪い合う現象が起きます。これが「カニバリゼーション」です。いわゆる「共食い」です。
せっかく記事を書いても、かえってどの記事も上位に上がらない結果になるのは避けたいところ。



記事同士の役割やターゲットをはっきり分けましょう
そのためにはブログの導線設計にも気を付けなければいけません。詳しくはこの記事で解説しています。


読者の悩みを明確にする
記事を書く前に「誰の、どんな悩みを解決する記事か」を明確にしておくことが大切です。
ロングテールキーワードは検索意図が具体的なので、それにしっかり応えられる構成を心がけましょう。
記事構成の作り方って何?という方はこちらの記事を読んでみてください。


まとめ:ロングテールキーワードは初心者の味方!
競合の少ないニッチなキーワードをコツコツ攻めることで、ブログはじわじわ成長していきます。
焦らず、地道に続けることがなにより大切です。
ロングテールキーワードを使えば、競合に勝てなくてもPVは伸ばせます。
すぐに大きな効果は出なくても、少しずつアクセスが増え、ブログの「土台」として大きな武器になります。
「まだ大きなPVは見込めない……」という人こそ、まずは1日3PVを100記事で狙うイメージで、コツコツ積み上げてみてください。
そもそものSEOキーワード選定について、より詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。





ではまた!