- ブログのジャンルをどうやって選べばいいの?
- いまやってるジャンルが合ってるのか心配
- おすすめのジャンルがあれば教えてほしい
今回はそんなお悩み解決のために書きました。
ジャンル選びで失敗してブログを挫折…なんて人も多いです。
ブログジャンルを決めるポイントや失敗しない決め方、おすすめのジャンルも10個ほど絞ってご紹介しています。
この記事を最後まで読み終わるころには、ジャンルを選んですぐにブログの運営を始められますよ。
このジャンルなら絶対!というものではありません。ですが、どうしても決められない、選べなくて前に進めないといった場合に参考にしてもらえたら嬉しいです。
まだブログを始めていない人は「たった10分!エックスサーバーでブログを始める方法を画像たっぷりで解説!」を先にご覧くださいね。
ブログジャンルを決めるポイント7つ
では最初に、ブログジャンルを決めるポイントを7つご紹介します。
市場の大きさは?
将来伸びそう?
売れる商品がある?
報酬単価と承認率はどのくらい?
経験や強みがあるジャンル
未経験だけど興味があるジャンル
時間をかけて学びたい?
順番に見ていきましょう。
市場の大きさは?
市場の規模(マーケットの大きさ)が大きいほどチャンスがあります。
「市場が大きい=一定の需要が見込める」からです。
どんなにいい記事、ブログを作れても読者がいないと商品やサービスが売れないですよね。
お店を出すとき、土地勘のない場所に「この辺なら大丈夫そうだな」と想像や理想だけで市場調査をせずに出店して成功する人はいません。
市場の大きさは、ASPにカテゴリーがあるかどうか?でも十分に調べられます。
ASPは広告主とアフィリエイター(ブロガー)を仲介してくれるサービスです。
おすすめASPは以下の5社です。
まだひとつも登録していない人は、「まずは1社でOK!初心者にぴったりのアフィリエイトはA8.net」からせめてA8.netだけは登録しておきましょう。
将来伸びそう?
これからその業界が伸びそうか?という点にも注目しておきたいですね。
市場が伸びるということはサービス利用者が増えることでもあるので、チャンスが生まれます。
だからこそ、Googleトレンドなどのツールを活用して、5年後、10年後もニーズがありそうかチェックしておきましょう。
テレビCMやYoutubeの動画広告でもよく見るな?というのも判断のひとつになります
そのほかには「会社四季報」業界地図やダイヤモンドZAi(ザイ)など投資情報雑誌などの株価予想なども参考になりそうです。
売れる商品がある?
ジャンルを選んだあとで重要なのは、売れる商品(広告)があるかということです。
ブログのマネタイズの手段としては
- アフィリエイト広告
- アドセンス広告
- 自分の商品
などがあります。
アフィリエイト広告に関しては、ASPや同ジャンルのブログをチェックすると広告があるかどうかを確認できます。
もし検討中のジャンルで広告がないようなら、別の手段で収益化する必要が出てきます。事前に必ずチェックしておきましょう。
報酬単価と承認率はどのくらい?
ASPや競合ブログを確認し、広告は無事にあると分かりました。ではその広告の報酬単価と承認率はどのくらいでしょうか。
ブログで稼ごうと思ったら、単価や承認率は無視できない項目です。
なぜなら、目標金額に達するまでの労力の差が歴然だからです。
たとえば、月5万円を稼ぐ目標としたとき
A商品(1万円)×5個=5万円
B商品(100円)×500個=5万円
となり、B商品の場合、100倍売らないと目標達成ができません。
また、同じ価格でも承認率の違いによって収益に差が生じます。
単価3,000円/承認率10% 成果10件の場合、報酬3,000円
単価3,000円/承認率80% 成果10件の場合、報酬24,000円
月間で同じ件数が売れた場合、8倍違うことになります。
A広告単価10,000円で承認率10%の場合
B広告単価5,000円で承認率80%の場合
月間で10件売れたとして、
A広告は成果が確定するのは1件で10,000円
B広告は成果確定するのは8件なので40,000円
の報酬です。
同じように、単価が高くても承認率が10%と低い商品よりも、単価が安くても承認率が70〜90%あるような広告を選ぶようにしましょう。
経験や強みがあるジャンル
ジャンルを決めるとき、できれば経験や強みがあるジャンルを選ぶと記事執筆の作業に差が出ます。
もちろん未経験のジャンルでも記事を書くことはできますが、上位表示を狙えるような記事を書くにはリサーチや読者の悩みを想定する作業が必要です。
執筆の難度が高くなってしまうと、思うように記事が書けず挫折、調べるのがいやになって放置…なんてことになりかねません。
本業の専門知識を活かせるジャンルがあると最強ですね
未経験だけど興味があるジャンル
未経験だけど前から興味があるとか、勉強することで自分や生活の質が上がるジャンルは、初心者からでも取り組む余地があります。
ブログは、興味のあるジャンルに飛び込むきっかけになるかもしれません。
たとえば、「普通の事務員」→「働きながら経理関係の資格を取得して転職」→「公認会計士を目指してレベルアップ」→「公認会計士として独立」→「ブログで勉強方法を紹介」→「ブログ月収30万円」というような、自分のキャリアアップも一緒に目指せるような流れであれば最高です。
この例であれば、仮にブログで稼げなくても公認会計士として独立できているので、月収は事務員のときより大幅にアップしているはずです。
時間をかけて学びたい?
ブログのジャンルは、時間をかけてでも学びたいと思える分野がおすすめです。
関心がなければネタも浮かびませんし、モチベーションも続かないですよね。
でも興味があれば知りたいし、深堀したくて調べるし、時間を見つけて学びます。それが継続につながります。
ブログって実は継続するのが何よりむずかしいんですよね…
初心者におすすめのジャンル
おおざっぱなくくりでもいいので、思いつくジャンルを書き出してみてください。そしてまずはそこから3つほど自分が興味のあるジャンルを選んでください。
その選んだジャンルの記事を書き進めながら、徐々にジャンルを絞っていくイメージです。
そう言われても…
というあなたのために、以下に10個のジャンルを選んでみました。
就職・転職
「転職」は市場が大きく、需要もなくならないジャンルです。
今の年収や将来に不安があり、より条件のいい会社への転職を考えている人は多いです。
厚生労働省の令和2年転職者実態調査 によると、「自己都合」による転職理由が76.6%となっています。
自己都合と一口に言っても理由は千差万別です。それゆえに、検索キーワードも豊富です。
ユーザー側は無料で申し込めるため、申し込み自体のハードルは低いと言えます。また、実際にエージェントを利用して転職をした経験があれば、より具体的に記事を書けるのもおすすめポイントです。
引っ越し
テレワークの普及などによって、IターンやUターン、Jターン移住も増えています。
引っ越し関連は見積だけで成果が発生する案件や物件のお問い合わせで成果が発生する案件があります。
とはいえやはり強豪ひしめくジャンルなので、上位を狙うキーワードの戦略が必要になってきます。
資格・学び・オンラインスクール
資格も人気ジャンルです。こちらも強豪(競合)が多く、なかなか厳しい戦いかもしれません。
ですが、資格や習い事の数だけ切り口があります。
あなたがもし何らかの資格を有しているならそれが権威性にもつながります。
受かるまでにやった勉強法や時間捻出術などで構成してみるのも手ではないでしょうか。
社労士や税理士といった難関資格はもちろん、簿記やFPなどの定番資格に加え、英語やフランス語、中国語など語学関係もおすすめのジャンルと言えます。
インターネット回線
今やインターネット回線は生活になくてはならないインフラ設備になりました。
どんな会社がどんなプランを出しているのか、人が面倒だと思うことを代わりに調べて提示するといった方法は読者の疑問解決になるのではないでしょうか。
ただし、契約内容やプランの変更もわりと頻繁に行われるため、記事は最新情報に更新し続ける必要があります。
市場は大きく、今後もサービスがなくなる心配はないので、比較検討が好きな方にはおすすめと言えます。
モバイルルーター
フリーランスやノマドワーカーと呼ばれる人が増え、カフェなどいろんな場所で仕事ができるようになりました。
キャンプ場や車でも仕事をする人が増え、モバイルルーターの需要は高いと言えます。
読者目線だと、同じようなモバイルルーターがたくさんありすぎてよく分からないので、比較記事があると嬉しいですよね
恋愛・結婚・マッチングアプリ
ブライダル関連、恋愛関連は普遍のテーマなので、今後も市場がなくなることはありません。
やはり大きなキーワードでの上位表示は難しいですが、結婚を控えている人、考えている人の悩みや不安を解決できる記事を書ければ十分切り込んでいけます。
人の数だけ悩みや不安があるので、ネタ切れになることもありません。
式場探しやブライダルフェア、エステなどの案件も豊富ですし、二人の生活についてを考えればさらに紹介できるサービスや商品がたくさん見つかるでしょう。
化粧品
メイクやスキンケア用品もアフィリエイトでは人気のジャンルです。
性別問わずスキンケアやメイクをする時代、紹介できる商材も数多くあります。
メイクやスキンケア、ヘアケアなどはマニアと呼ばれる人もいるくらいに人気です。
自分が使っているコスメのレビューや口コミを書いたり、使っているところの写真を撮ることで説得力のある紹介ができますよ。
ただし、商品によってはYMYLジャンルにも抵触するので、薬機法(旧薬事法)に十分に気を付ける必要があります。
「ニキビが治る」「シミが消えた」といった表現は、仮に自分に効果があったとしても、薬機法違反となってしまいます。
ブランド買取
アパレルやバッグ、ジュエリー、時計、着物、アイドルグッズ、切手、骨とう品、お酒、カメラ、スポーツ用品など買取できる商品は多岐にわたるので、どこかに特化するほうがおすすめです。
メルカリやラクマといったネット上での売買も盛んになって、昔より抵抗感が薄れてきた人も多いですね
SDGsが浸透してきた今、リサイクルやリユースは以前よりずっと私たちの生活に身近なものになってきました。
片付けついでに収入にもなりますし、実際に買取査定に出すなどすれば体験記事を書きやすく、参入障壁は低めのジャンルと言えます。
食材宅配
食材宅配も利用者が増えている傾向です。
共働き世帯が増えているので納得ですが、時間や余裕はないけど食事面や健康面は気を付けたいという意識が高まっています。
ミールキットであればどんな材料がどんなふうに届けられ、どういった工程で調理が済んで時短になるのかなどを写真を撮り、レビューするというやり方をしている人が多い印象です。
やはり実体験を交えた記事は読者側の不安を減らせますよね。
生活トラブル関連(水漏れ、鍵、害虫退治)
生活トラブル関連の広告は、ひとつのASPだけでも200件にものぼります。
決して大きな収益につながるジャンルではないかもしれませんが、鍵の紛失や水漏れなどは緊急を要するトラブルなので、上位表示できれば成約につながりやすくなるでしょう。
私も家の鍵が開かないなど、とっさに冷静な判断をすることが難しい経験をしたことがあります
誰にでも起こり得る事案なので、挑戦してみる価値はあると思います。
競合ひしめくジャンルに突入する勇気も必要
初心者向けと言いつつも、今回ご紹介した10ジャンルはやはり競合が強くて多い、いわば激戦と言えるジャンルです。
アフィリエイトでは
- 市場規模が大きい
- 濃い記事を書ける
- 知識や経験がある、興味がある
こういったジャンルを選ぶのが結局のところ近道です。
なぜなら、SEO対策やキーワード選定など、上位表示を狙うための努力をするようになるからです。
避けたほうがいいジャンル
初心者向けのジャンルを解説しましたが、次はその逆に避けたほうがいいジャンルを紹介します。
広告のないジャンル
そもそも紹介できる商品やサービスがなければ、収益化につながりません。書きたいジャンルに広告案件がないようであれば、潔くあきらめて別ジャンルで収益を狙いましょう。
書きたいジャンルは収益は関係なく趣味ブログとして楽しんでみてください。
報酬単価の低いジャンル
物販などにありがちですが、数十円や数百円といった単価の低いジャンルは避けたほうがいいです。
- 稼ぎたい目標額に到達するには何個売らなければいけないのか
- その数を売るためにはどれだけのPV数が必要で
- PV数を増やすにはどういった作戦を立てなければいけないのか
これらを計算してみてください。
先の「報酬単価と承認率はどのくらい?」でも解説していますが、
仮にブログ月収は5万円が目標として、
単価500円なら100個
単価5,000円なら10個
を売る必要があります。
これに承認率なども関わってくるので、単価の低い書籍やファッションなどのジャンルは収入のメインではなくサブとして位置づけておきましょう。
知識や経験がないジャンル
知識や経験がないジャンルは、書けなくはないけど、浅くて薄い記事になり、そのうち息切れしてしまいます。
ネットで調べれば書けるような内容だと、Googleが質の高いコンテンツとしては認識してくれないようです。そうなると上位表示は期待できないので、結局は稼げないというオチになります。
これから知識をつけていきたい!というジャンルは、その勉強過程を記事にするなどの工夫で乗り越えていきましょう!
YMYL(Your Money or Your Life)ジャンル
YMYLとは、Your Money or Your Lifeの略で、Google検索の品質評価ガイドラインの項目のひとつです。
お金や健康などのジャンルのことで、ほかのジャンルやカテゴリーよりかなり厳しく安全性と信頼性が評価されます。
こういったジャンルは「E-E-A-T」を満たした国や病院などの公的なサイトしか上位表示されないので、あえて初心者のうちから個人ブログで狙いにいく理由はないです。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
SEO対策をしたうえでブログを書いていくならこのジャンルは避けてください。
失敗しない決め方4ステップ
ここでは失敗しないジャンルの決め方について、私が実際にやった方法をご紹介します。
興味のあるジャンルを書き出す
広告の有無、経験があるかで絞る
絞ったジャンルの市場調査
決めたジャンルで書いてみる
興味のあるジャンルを書き出す
まずは興味のあるジャンルをざっと書き出します。手帳でもスプレッドシートでも、可視化できれば何でもいいです。
思いつく限りの単語やジャンルを書いてみてください
広告の有無、経験があるかで絞る
書き出したジャンルの候補から、さらに絞っていきます。
「掲載できる広告はあるか」
「自分の経験を活かせるか」
「記事が書けるほどタイトルや見出しが思いつくか」
などをチェックします。
絞ったジャンルの市場調査
ジャンルを絞れたら、市場を調査してみましょう。
いわゆる競合調査ですね
実際に検索してみて、
「どんなサイトがあるか」「上位表示されているサイトはどんな記事を書いているか」を確認しました。
法人サイトしかないようなジャンルは、私は尻込みしてやめてしまいました。
本当は「ロングテールキーワード」などで隙間を狙って書けないか?など見るべきだったのですが、ビビってすぐに逃げました。
あなたにはぜひ、稼ぐチャンスはないかじっくり調査してみてほしいです。
決めたジャンルで書いてみる
ジャンルを決めたら、ひとまず記事を書いてみましょう。
思っていたより書く記事の内容が思い浮かばないとか、あれもこれも書きたい!といった心境の変化は、書いてみてこそ起こります。
どれだけ書いても全然稼げないといったことも、経験しないことには分かりません。
続けるかやめるかの判断がつきづらいので、書きたいジャンルが絞り切れないときは、雑記ブログで始めてみましょう。
3つ~5つくらいのジャンルから始めて、徐々に絞るのがおすすめ
WordPressブログの記事の書き方についてはこちらの記事でまとめましたので、参考にしてください。
ブログを始めたらやるべき準備3選
ジャンルを決めてブログを立ち上げたら、やっておきたい準備が3つほどあります。
- ASPに登録する
- WordPressテーマの導入
- ブログツールの導入
順番にご紹介します。
ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に登録する
収益化に向けて、ASPに登録しましょう。ブログでの収入は広告費です。
ブロガー(アフィリエイター)と広告主をつないでくれる存在が、ASPという存在です。
ASPに登録しないことには、たくさんの広告を自分のブログに掲載することはできません。
ブログ初心者におすすめのASPは以下の記事で紹介しています。
まずはA8.netの1社としていますが、3~5社くらいの定番ASP社に登録するのがおすすめです。
もちろん無料で登録できます。
審査がないASPもありますが、広告案件によっては審査があるので、10~15記事くらい書いてから登録申請してみてください。
WordPressテーマの導入
最初は無料のテーマで始めるのもいいですが、収益化を前提としているなら、記事が増える前にSEO対策もされた有料テーマを導入するほうがいいです。
これは実体験なのでハッキリ言いますが、テーマ変更後の修正がとにかく面倒で大変だからです。
アフィンガーやJIN:Rなど有料テーマはいくつか有名どころがありますが、私はWordPressテーマ「SWELL」
シンプル美と機能性を両立させたというキャッチフレーズに惹かれたからです。
販売価格は¥17,600(税込)。買い切りタイプで、一度の購入でほかに立ち上げたブログにも使える太っ腹ぷりにも感銘を受けました。
実際に使用してみて、記事の書きやすさや装飾のしやすさに感動しましたし、無料テーマCocoonからの移行用プラグインも用意されていたので、難しいことはなく変更できましたよ。
修正が必要になるので、記事数が少ないはじめのうちに導入することを強くおすすめします!
SWELLについては以下の記事に詳しくまとめています。
ブログツールの導入
ブログツールとは何ぞや?
ブログツールは、記事の構成や作成、解析に役立つツールのことです。
そのほかブログを始めるときに必要なものについては下記の記事にまとめていますので、ご覧ください。
まとめ:自分も成長できるジャンルを選ぼう
ジャンル迷子の方向けに、おすすめのジャンルと避けたほうがいいジャンルをご紹介しました。
- 就職・転職
- 引っ越し
- 資格・学び
- ネット回線
- モバイルルーター
- 恋愛・結婚
- 化粧品
- ブランド買取
- 食材宅配
- 生活トラブル関連(水漏れ、鍵、害虫退治)
- 広告のないジャンル
- 報酬単価の低いジャンル
- 知識や経験がないジャンル
- YMYL(Your Money or Your Life)ジャンル
ブログを楽しみながらライティングの知識をつけ、副業として収入の柱になるよう育てていきましょう!
ではまた!