初心者でもできるSEOキーワード選定のやり方5つの手順と探すコツ

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  • SEOキーワード選定って必要?
  • キーワード選定の正しいやり方を教えて!
  • 初心者でもできる方法を知りたい

ブログのSEO対策にはキーワード選定が重要だと聞いたことがありませんか?

SEOは検索エンジン最適化と訳されます。

狙ったキーワードでSEO検索順位を上げることで、ブログのアクセスアップが狙えます。

X(旧ツイッター)で数千~数万人のフォロワーがいればSNSからの集客も見込めますが、それでもあなたのファンが全員欠かさずブログを見てくれるとは限りません。

SNSにも力を入れつつ、SEOでブログを強化してブログの集客を目指しましょう。

今回はブログを続けていくうえで知っておきたいSEOキーワード選定のやり方、しかもつまづきやすい初心者のうちにこそ覚えておきたい初歩的な部分や自分が気を付けているところについてご紹介します。

目次

SEOキーワード選定をやるべき理由

キーワード選定とは検索エンジンでユーザーがよく検索するキーワードやフレーズを特定する作業のことです。

ブログでSEOキーワード選定が必要な理由は2つあります。

検索キーワードはユーザーの悩みだから

検索されるキーワードは、ユーザーのお悩みそのものです。

具体例

じゃがいも レシピ 簡単

地名 美容室 おすすめ

商品名 口コミ

あなたもこのような検索ワードで調べ物をしていませんか?

「ユーザーが入力するキーワード」=「ユーザーの悩み」です。

キーワード選定をすることで読者の求める答えが見え、悩みを解決できる記事を書けるようになります。

上位表示でターゲット層を狙えるから

SEOで集客をするブログでは、適切なキーワードを選定することにより、検索エンジンの検索結果でブログが上位に表示されやすくなります。

そうすると想定しているターゲット層にアクセスしてもらいやすくなります。

たとえば、生徒を求めている書道教室が

「ピアノ 始め方」

「習い事 やめたい」

といったキーワードは狙いませんよね?

それとは逆に、こんなキーワードであればどうでしょうか。

「地名 書道教室 おすすめ」

「きれいな字 書く方法」

少なくとも関係のないキーワードで上位表示されるよりも、教室に見学に来てくれそうな人に見てもらえそうです。

つまり、ターゲットとしているユーザー層に届けたいコンテンツを見てもらえる確率が上がり、集客にも一役買ってくれるのがキーワード選定という作業です。

キーワードを決めるための事前準備

ブログ記事を書き始める前に、まずは事前に決めておくことや準備しておくことがあります。

  • ブログのテーマやジャンルを明確にする
  • キーワードの関連性を考慮する

ブログのテーマやジャンルを明確にする

まず最初に、ブログ記事のテーマやジャンルを明確に定めておきます。

雑記ブログでも、最初のうちはカテゴリーを3つ程度に絞ります。

そして記事を書く際には「何を伝えたいのか」、「どのような人に読んでもらいたいのか」も明確にしておきます。

そのためにも、興味や知識を持っているテーマでブログを始めることをおすすめします。

アキ

稼げそうだからと人気のジャンルを選んでしまう気持ちは理解できます

ですがプログラミングを触ったこともないのにオンラインスクールを紹介したり、行ったこともない動画編集の塾をおすすめしたり、そういったことは避けたほうが無難です。

興味のない分野の文章を書き続けるのは至難の業だからです。

ジャンルを決めかねている場合は、こちらの記事でジャンルの決め方について詳しく書いているのでよければ参考にしてみてください。

キーワードの関連性を考慮する

選んだキーワードがブログのテーマやコンテンツと関連性があるかということも気にしておきたいポイントです。

例えばですが、アウトドア関連のブログをやっているのに「ワンオペママにおすすめの時短家電」を紹介しても、ブログのコンセプトとはズレてしまっていますよね。

アウトドア関連の情報が知りたい読者さんには刺さらない記事になってしまうので、「誰に」「何を伝えるか」を決めておくことが大事になってきます。

SEOキーワード選定のやり方5つの手順

SEOキーワード選定の手順は以下の5ステップです。

メインのキーワードを決める

関連する複合キーワードを調べる

検索ボリュームと競争度を分析する

キーワードを分類して整理

優先度の高い記事から書く

メインのキーワードを決める

最初に、基軸となるメインのキーワードを決めます。

メインキーワードは、思いつく限り出しましょう。自分のブログに関連性の高いキーワードを洗い出してみます。

この段階ではSEOのことは少し脇によけておいて、思いつきで大丈夫です。

ブログジャンルで情報を発信する場合であれば、「ブログ」「SEO」「アフィリエイト」などがメインキーワードになりますね。

アキ

エクセルやメモ帳などに思いつく限り出してみてください

関連する複合キーワードを調べる

メインキーワードを決めたら、次にそのキーワードに関連する複合キーワードを調べます。

サジェストキーワードとも呼ばれますが、検索するときにGoogleが自動で表示してくれる予測のキーワードです。

メインのキーワードを「ブログ」とした際、「ブログ 始め方」など2語以上のキーワードのことを複合キーワードといいます。

ではどうやってその複合キーワード(サジェストキーワード)を調べるのかというと、ラッコキーワードという無料で利用できるツールがあります。

検索だけならログイン不要ですが、コピーやCSVダウンロードなどの機能を利用するためには登録が必要です。

メールアドレスだけで無料で登録できるので、ちゃちゃっと登録してしまいましょう。

ラッコキーワードに登録する

ラッコキーワードトップ
ラッコキーワード

ラッコキーワードの使い方

「ブログ」というメインキーワードを前提に、サジェストキーワードを調べてみます。

ブログのサジェストキーワード一覧
ラッコキーワードの使い方

「ブログ」に関連するキーワードが50音順とアルファベット順に表示されます。

全キーワードコピー(重複除去)を選択

画面右上のほうにある「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックしてコピーします。

検索ボリュームと競争度を分析する

次に、ラッコキーワードで調べたサジェストキーワードの検索ボリューム(月間の検索回数)と競争度を調査します。

有名なのはGoogleキーワードプランナーです。

Google広告(アドセンスではないです)の「ツール」→「プランニング」のなかにある無料で使えるサービスです。

広告を出稿することでより詳細な分析ができるようになりますが、最初のうちは無料でも十分です。

Googleキーワードプランナー

キーワードプランナーをクリックすると、下のような画像リンクが出てきます。

検索のボリュームと予測のデータを確認する

右側の「検索ボリュームと予測のデータを確認する」をクリック→「検索のボリュームと予測のデータを確認する」というボックスに、ラッコキーワードで取得した全キーワードをペーストします。

ラッコキーワードで取得したキーワードを貼り付ける

貼り付けができたら「開始する」をクリックし、月間でどのくらい検索されているか等を確認します。

検索ボリュームがあまりに少ないのを避けたり、多すぎるのは複合キーワードで記事を書くなどの対策を練ります。

無料版では大まかにしか数字が分からないのですが、初心者のうちは100~1000くらいのボリュームのキーワードを選ぶのがいいと言われています。

キーワードを整理して取捨選択する

過去のプラン指標をGoogleスプレッドシートでダウンロードする

キーワードをさらに深堀するために、もうひと手間加えます。

右上にあるダウンロードボタンをクリックし、「過去のプラン指標」をダウンロードします。

Googleスプレッドシートのほうで大丈夫です。

ダウンロードができたらスプレッドシートを開き、不要なキーワードは削除していきます。

不要なキーワード…自分のブログでは書かないキーワードや検索ボリュームがないもの

芸能人の個人ブログや自分の運営方針とは関係のないキーワードは迷わず削除していきましょう。

たくさんの項目がありますが、monthly searchesCompetitionの2か所をチェックします。

Competitionという項目は、競争(競合)性です。

不要なキーワードを削除する

スプレッドシートに落とし込むと月間検索数が50.0か500.0としか表示されなくなりますが、仕様です。

始めたばかりのブログだと、競合性の高いキーワードで記事を書いてもなかなか上位表示はされにくいです。

始めたばかりのブログはそもそもアクセス数が少ないので、自分が勝てるキーワードを選びつつ、コツコツブログを育ててアクセス数を増やしていく戦略を取るほうがおすすめです。

アクセス数を増やす方法については以下の記事でご紹介しています。

優先度の高い記事から書く

キーワードを分類、整理して残ったキーワードから優先順位が高いものから記事を書いていきます

優先順位の決め方
  • 検索ボリュームが多く、成約につながりやすい
  • 検索ボリュームは小さいが、成約につながりやすい
  • 検索ボリュームは多いが、成約につながりにくい
  • 検索ボリュームが少なく、成約につながりにくい

優先するのは、いちばん上の「検索ボリュームが多く、成約につながりやすい」キーワードです。

いちばん下の「ボリュームが少なくて成約につながりにくい」は最初のうちは無視しましょう。

SEOキーワードの探し方は下の4つです。

ロングテールキーワードを狙う

トピッククラスターを意識する

企業サイトをチェックする

サーチコンソールから見つける

順番に解説します。

ロングテールキーワードを狙う

ロングテールキーワードとは、以下のような3語〜4語からなるキーワードのことで、スモールキーワードやニッチキーワードとも呼ばれます。

WordPress ブログ 始め方

40代 女性 転職 未経験

お鍋 おすすめ ひとり暮らし

ロングテールキーワードは月間の検索数が多くないため、上位表示されてもアクセス数に多大な貢献はしません。そのため企業や大手サイトがあまり狙わない穴場とも言えます。

ブログが育ち切っていない最初のうちは、ビッグキーワードと呼ばれる検索数の多いキーワードを狙っても上位表示はほぼ無理です。

アキ

だからこそライバルの少ないロングテールキーワードをあえて狙って記事を書いていきます

ロングテールキーワードで検索するユーザーは問題解決したい意欲が高いため、読者満足度の高い記事を書くことができればサイトの評価が上がって別の記事でも上位表示される可能性が高まります。

トピッククラスターを意識する

トピッククラスターとは、ブログ内の記事をグループに分け、関連記事を内部リンクでつないでいく構造で、記事群全体のSEO評価を高める戦略となります。

トピッククラスターのイメージ
トピッククラスターのイメージ

関連する記事にリンクを張り巡らすことで読者やGoogleにとってわかりやすいブログとなり、ブログ全体の検索順位を上げることを狙います。

企業サイトをチェックする

企業は時間とお金と人を投入して自社サイトを検索結果上位に表示させています。

どんなキーワードを狙っているのか、どんなカテゴリーにどんな記事を書いているのかといったヒントがたっぷりとちりばめられているわけです。

どうしても書くことが浮かばない、ヒントが欲しい!という場合には、上位のサイトやブログを見るとアイデアが浮かびますよ。

アキ

キーワードを探す際には同じジャンルの企業や上位に表示されている個人ブログをチェックしましょう

サーチコンソールから見つける

記事を書いた後にはなりますが、Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」という項目から、キーワードが見つかります。

一番左の「クエリ」というタブで、自分が想定していないキーワードで検索されていることがわかります。

そこで、自分が選ばなかったその語句を記事のタイトルに入れたり、内容を強化したりして、別のキーワードも狙うことができますよ。

SEOキーワード選定のあとは記事を書く

SEOキーワード選定ができたら、あとは記事を書いていきます。

1記事1キーワードで書く

記事構成を作る

収益記事への内部リンクを設置する

競合が強くても必要な記事は書く

1記事1キーワードで書く

ブログは1記事1キーワードで書きます。

その理由は、次の通り。

Googleはひとつのキーワードに特化した記事を評価する傾向

キーワードが混在すると、どのキーワードでも上位表示されない

読者の悩みを解決する記事になりにくい

1記事1キーワードは、「読者」や「Google」にとってわかりやすく、なおかつ書いている本人もブレずに記事を書けるというメリットがある三方よしの手法です。

読みやすいブログ記事を書くコツは以下の記事にまとめています。

記事構成を作る

キーワード選定ができたら、執筆する記事の構成案を練ります。

記事構成とは、記事に書く内容をあらかじめ定めた骨子のようなもの。

見出しや書き出しのリード文など、ざっくりと書く内容を決めていきます。

スプレッドシートなどに書いておくと、見出しの順番の入れ替えや補足などもやりやすいのでおすすめです。

アキ

「誰に」「どんなことを伝えるのか」を明確にしておくといいですよ

収益記事への内部リンクを設置する

収益記事(キラーページ)は、その名の通り商品やサービスの販売を目的とする記事のことです。ランディングページやセールスページとも呼ばれます。

ブログの記事は、集客記事と収益記事の2種類があります。

収益記事:商品を購入してもらうための記事

集客記事:アクセスを集めるための記事

集客記事から内部リンクでキラーページへ誘導するというイメージです。

集客記事のキーワードは競合サイトが狙わないロングテールキーワードで書くことも多く、上位表示を狙いやすいメリットがあります。

アキ

集客用の記事があるので、キラーページで上位表示を狙わなくてもいいということです

キラーページにつながるキーワード選定ができると、無理なく内部リンクを充実させられます。

競合が強くても必要な記事は書く

キーワード選定をしていると、どうしても強いサイトばかりのキーワードにぶつかることがあります。

このキーワードで書いても勝てないな、やめておこうかな」と弱気になりますよね。

たしかに上位表示は厳しいかもしれません。でもそのキーワードで競合が強いということは、それだけ読者のニーズがあるということです。

たとえ上位表示ができなくても、ブログの専門性を高めるという点では記事を書く意味はあります。

SEOキーワードで記事を書いたあとにやること

記事を書いたあとにもやることがあります。

検索順位をチェックする

検索順位に応じてリライトする

関連記事を増やす

検索順位をチェックする

記事を書いたあとは、検索順位を定期的にチェックします。

GRCの順位チェック画面

なぜなら自分のブログがどのくらいの順位にいるのかを知ることは、ブログのSEO対策にどのような対応を取るべきかを見極める材料になるからです。

検索順位を知るには、GRCRanktrackerなどのチェックツールの導入が必要になります。

無料でできる範囲は限られるので、できれば有料ライセンスを購入しましょう。

検索順位を見てリライトする

記事を公開して2~3ヶ月経つと、順位がついてきます。

順位を見ながら記事をリライトしていきましょう。

リライトとは記事内容をより充実させること

リライトで追加するのは以下のようなコンテンツです。

上位記事にはない情報

実体験

読者満足度が上がる情報

そのほか画像や図解を使ったり、古い情報を最新のものに更新したりするなどしてコンテンツを追記し、検索順位を上げていきます。

アキ

チェックツールで確認したときに順位がついていない圏外の記事は、リライトをしても上位に表示させるのは厳しいため、後回しにします

11位~50位くらいの記事は、適切なリライトを施せば検索10位以内の上位表示を狙える記事と考えてもいいでしょう。

関連記事を増やす

記事が少ないうちは、リライトよりも新しい記事を書くほうが優先度が高いです。

なぜなら、関連記事が増えればその分ブログの専門性が高くなっていくからです。

内部リンクが少なければリンクできそうな記事を新しく書いたり、既存の記事でリンクをつなげないかチェックしたりして、内容を充実させていきましょう。

キーワード選定5つの手順まとめ

SEOキーワード選定はデータや競合のチェックなど地道な作業で、時間もかかります。

早くブログを書きたいという気持ちのときは地味につらい作業です。とはいえ、この5つを意識するのとしないのでは記事の内容にも差が出るのは明らかです。

この記事のおさらい

メインのキーワードを決める

関連する複合キーワードを調べる

検索ボリュームと競争度を分析する

キーワードを分類して整理

優先度の高い記事から書く

せっかくブログを書くなら上位表示を狙いたいですよね。

SEOはキーワードの椅子取りゲームです。

重要なポイントなので、焦らず積み上げていきましょう。

アキ

ではまた!

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