- 難聴や聴力の低下ではないにもかかわらず、聴覚情報を正確に処理することが難しい
- 騒音の中での聞き取りや、複数の音声情報を同時に処理することが難しい
- 言葉の聞き取りや理解が困難であり、早口や小声の人が何を言ってるか分からない
- 聴覚情報を長期記憶に蓄えることが難しく、情報の保持や再生が困難である
こんな風に、言葉の聞き取りが苦手だと、仕事面ではかなり困難に直面しますよね。
聞き取りにちょっと困難があって自分に自信も持てず、仕事も周りに迷惑をかけてしまってつらい…その気持ち痛いくらいわかります。
自分がまさにAPDに当てはまってる!って気づいた時のショックはなかなかのものでした。
ただ、私はAPDと診断されたわけではありません。(突発性の難聴は経験あり)
APDとされる症状にあてはまることが多いので、自分で自分にAPD疑惑を持っている状態です。
聞き取りに困難がある場合、接客や電話応対があるような仕事は、なかなかハードルが高いですよね。
そこで、
- 人とやり取りがない
- 人とのやり取りがあるならテキストベース
- 家でできる
こういった条件で何かないかな?と調べました。
この記事では、APD症状に悩んでいるあなたが挑戦できそうな在宅副業について書いています。
私はブログを始めました。
副業を始めて成果を上げられるようになることで、きっと自分に少しずつ自信を持てるようになります。
APD(聴覚情報処理障害)にオススメの副業4選
APDの症状によっては、電話でのコミュニケーションが困難になる可能性があります。
聴覚情報処理に困難を抱える人にとっては、テキストベースのコミュニケーションのほうが適している場合があります。いくつかの例を挙げます。
ブログ
自分のWordPressブログを作り、記事作成をして発信していきます。
ブログを始めるなら、まずは興味のある内容や自分が詳しい分野のジャンルがおススメです。
その記事内に、アドセンスやASPのアフィリエイト広告を掲載するなどをして報酬を得る方法です。
誰ともかかわらずに自分だけで完結できるので、いちばん自分に合っているかなと思ってブログを選びました。
webライター・データ入力
クラウドワークスやランサーズといった、クラウドソーシングサイトで仕事を受注し、その報酬を得る副業です。
クラウドソーシングサイトでは常時、多彩な案件が掲載されています。webライターは主に記事作成の仕事を、クライアントの指定に沿って行います。
クライアントとのやり取りはありますが、基本的にはチャットワークなどのテキストとなるので、APD症状があっても安心です。
実績のないうちはなかなか仕事を受注するのが難しいですが、少しずつステップアップできるのでやりがいもあります。
ライター以外には、データ入力やオンラインリサーチの仕事もあります。情報の整理や入力、調査などを行います。
テキストベースのカスタマーサポート
チャットやメールを介して顧客とのコミュニケーションを行うカスタマーサポートの仕事です。
文字でのやり取りのため、APD症状のある人がいちばん恐れる「言った言わない問題」や「聞き間違いによるトラブル」が発生しないのがメリットです。
顧客相手の仕事は基本的にマニュアルがあるので、その点でも安心です。
ハンドメイド作品の販売
手作りのアクセサリーやクラフト作品を作成し、minne(ミンネ)やcreema(クリーマ)といったハンドメイドサイトで販売することです。
基本的にやり取りはネット上で行いますし、制作はひとりでの作業なので聞こえに関しては心配することはありません。
以上、APDでもできる副業を4つほどご紹介しました。
これらはあくまで一般的なアイデアなので、ご自身の能力や興味に合わせて選択してください。
好きなことや得意なことが収入に繋がるのは、自己肯定感が上がります。
APD(聴覚情報処理障害)って何?
ここからは、APDについて少し詳しくみていきます。
APDは、何か言ってるのは聞こえるのに、何と言っているか理解が難しい症状を指します。
聞こえないわけではないから、余計に周囲の人には分かってもらいにくい状態なんですよね。
APD(聴覚情報処理障害) セルフチェックリスト
APD:(聴覚情報処理障害) セルフチェックリスト
ベスリクリニック
- □雑音の中で話すと声は聞こえるものの、内容がわからない
- □聞いたことが、忘れてしまったり理解しにくい
- □話を聞きながらメモやノートを取るのが苦手
- □早口や小さな声が聞き取りにくい
- □長い話をきくといつのまにかぼんやりしてしまう
- □キーキー怒っている人の話が聞き取れない
9割くらい当てはまりました(´._.`)
APD(聴覚情報処理障害)あるある
上のチェックリストと重複するところもありますが、APD症状の一例は以下のようなものがあります。
- 騒音の中で特に言葉が聞き取りにくい
- 会議など複数人の会話だと誰が何を話しているのか分かりにくい
- 電話の声が聞き取りにくい
- 話のスピードが速いとついていけない
- 耳で聞いたことを覚えるのが苦手
- 話が長くなると内容がどんどん分からなくなる
などなど、これ以外にもいろんなシーンで聞き取りの難しさがあらわれます。
APDの症状 私の場合、こんな感じです
- 早口な人の言葉はほぼ何を言っているか分からない
- 外での電話はほぼ相手の言葉が聞こえない
- 室内(たとえば会社内)での電話も、後ろで誰かが話していると電話相手の声が聞こえづらい
- 歌の歌詞が聞き取りにくい(一度で全部歌詞が分かる歌は、最近の曲ではほぼない)
- ドラマや映画での小さな声や涙声、叫び声のセリフは聞き取れない
- 長い話は最初のほうを忘れてしまい、全体が分からなくなる
- テレビ(特に生放送)で複数人が同時に話していると誰の言葉も理解できなくなる
お笑いが好きなのですが、めちゃくちゃ早口の芸人さんだと残念ながら漫才はほぼ聞き取れないです。コントも叫ぶシーンが多めだと何を言ってるのか聞き取れないことが多いです。字幕欲しい…。
外での電話は、周りが静かなら大丈夫なのですが、車の走る音がしただけでもうアウトです。そっちに意識がいって、相手の声が聞こえなくなります。
にぎやかな飲食店では、店員さんの声が聞き取れないことがあります。今はマスクもしているので、余計に難しいです。タッチパネルで注文するお店が増えたのは自分としてはラッキーです。
私は以前、ストレスから低音障害型感音性難聴になったことがあるのですが、今は治っています。
聴力検査でも異常はありませんでした。でも「聞こえ」に関しては上の症状は変わりません。
APDの困りごと
認知度が低いから余計にそうなのかもしれませんが、困りごとは多いですよね。
周りから理解が得られないというのは学生も社会人もどんな立場も関係なく、孤独を感じます。
聴覚検査は「異常なし」
APD(聴覚情報処理障害)は一般的な聴覚検査では異常が見らません。耳ではなく脳の異常ではないかとも言われています。
認知度が低い
一般的にもまだまだAPDというものが認知されておらず、本人のやる気がないとか怠惰な性格みたいに言われてしまうことも…。外から見えない症状って本当に理解してもらうことが難しいですよね。
耳鼻科の医師にすら認知されていない場合もあり、診断はおろかきちんと診察時に相談にも乗ってもらえない…。そして何より、診てもらえる病院が圧倒的に少ないです。
現時点ではまだ治療法がない
原因も治療方法もまだまだ研究段階で、症状は個人差もあるため、これといった治療法がなはっきりしていません。うまく付き合っていくしかないのが特徴です。
障害認定されない
APDは、障碍者認定は受けられず、現段階では身体障碍者手帳の交付や補聴機器の助成対象にはなっていません。
APDの対処法
何の対策もないのかというと、そうではありません。
- 会話するときはなるべく対面、一対一で静かな場所を選ぶ
- 相手の口元を見ながら、話している内容を察知するようにする
- 大きな声でゆっくりと話してもらうようにお願いする
- 仕事の指示などは読み返せるように書面(メモ)にしてもらう
- ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンを使う
- 勉強するときは、本などのテキスト中心の教材を使う
難聴とよく似ている症状も多いので、生活に支障が出ているようであれば早めに専門家や医療機関に相談することをオススメします。
参考サイト
もし自分もAPDかもしれない、と思った場合は、下記サイトに大変詳しく載っています。この記事もこちらのサイト情報を参考、引用させてもらいました。
APDでもできる副業まとめ
人によって聞き取りの困難さは異なります。
本業では対策を取りつつ、うまく仕事が回るような努力は必要です。とはいえ、周りの理解も必要ですが、現実ではなかなか思うようにいかないですよね。
自分にできる対処法を取り入れつつ、本業とは別の収入の柱を持っておくことは精神的な支えになります。
ブログ
webライター・データ入力
テキストベースのカスタマーサポート
ハンドメイド作品の販売
もし今は自分にはスキルがないと思っていても、最初の一歩を踏み出して継続することで、できることが増えていきます。
世知辛い世の中ですが、一緒にがんばりましょう(*‘ω‘ *)ノ